始の章~学校

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俺達の後ろには、背が高く、眼鏡をかけた、優男が立っていた。 その男は、この学校では有名な奴だ。そして、俺が一番苦手な相手。 「お主、誰だ?」 由衣は、きょとんとした顔で、当然のことを訊く。 「これは失礼しました。僕はこの学校の生徒会長の周防光彦(すおうみつひこ)です」 光彦はムカつく位の笑顔を見せる。 俺は嫌気がさしたが、由衣が目をつけられるのは、嫌なので我慢する。
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