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「アゲハ、アゲハ」
「なんだよ?」
「セイトカイチョウって、なんだ?」
またも小首を傾げる由衣。学校の言った事がない由衣なら当然のこと。
前方の生徒会長は、何言ってるんだとばかりに驚いている。
「あー……と。生徒会長ってのは、学生徒の中から選ばれた奴だ。主に、皆のためになるようなことをする人だな」
「なるほど。じゃあ、妾と同じだな」
そういえば由衣は空の王様。皆のためになるようなことをするのなら、同じと言えば同じか……。
しかし、目の前の生徒会長はそれを聞いて驚いている。
「えっ!? 貴女も生徒会長をしていらしたんですか!?」
そこの意味を取り違えたのか、光彦は嬉しそう驚いている。
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