始の章~学校

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「見捨てられたんだよな、親から。何にも一番になれるものがなかったから!」 光彦の言うことが俺の心を折る。 ずっと逃げてきた言葉から、俺は目を背ける。 そうやっていることしか出来なかった。 でも、俺の傍らから由衣が叫び出していた。 「出来ることならあるさ!」
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