始の章~エンゼル部

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「無ければ創ればいい!」 俺達は、放課後になって、職員室を訪れていた。 理由は、由衣の一言に気づかされた。俺は探していたんだ。自分が一番になれるモノを、その部活を。 だけど、……見つからなかった。様々な部活を体験したけど、どれもしっくり来なかった。 だから、荒んでた。確かに梨香とつるむのは、楽しい。だけど、大切なことを色々失ってた。 だからこそ、創る。それが答えだったんだ。 俺はまず、学園長先生の許可を仰ぎに行ったが、これは問題なく終わった。 それから申請書の提出。部室の確保と、顧問の確保。どちらも、苦労はしたが、なんとか確保できた。まずは、同好会からの始まりなので、俺は直ぐに入部できた。
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