始の章~エンゼル部

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こうして『俺が人を助ける部』(仮)が出来上がったわけだが、やはりまだまだ問題がある。 ひとつは、名前である。 何でも表すためには名があるものだが、これと言った名前が浮かばない。 二つ目は、部員の少なさ。当然ながら部員は俺と由衣の二人。これじゃあ活動もままならない。 そして決定的とも言える問題なのが、生徒会に書類提出。当然のことながら、部活動は生徒会に認められなければならない。とくに生徒会長のあいつには……。 俺は大きくため息をつくしかなかった。
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