34人が本棚に入れています
本棚に追加
「もう大丈夫か?」
「うむ、すまなかった」
少し元気は失っているものの、その力無き笑みは彼女らしかった。
「よし! んじゃ、生徒会室に行くか?」
「うむ。行くか!」
俺達は生徒会室に向かうことなった。
生徒会室は、職員室がある一号館の三階に存在する。
あまり近づく生徒は少ないが、こういう部活動関係の生徒がちらほら訪れるだけだろう。
そしてすぐに、その場所に着いた。『生徒会室』と書かれた札のかかった扉にはなんとなく威圧感を感じる。
俺はその扉の柄に手をかけてゆっくりと開いた。
最初のコメントを投稿しよう!