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「はやぁ?」
中に入ると、一人の少女だけがいて、こちらを向く形で、府抜けた声を出していた。腕には副会長の勲章が付けてある。
「あの~……」
「あ!? はいはい、何かご用でしょうか?」
ようやく時が動き出したかのように動き出す少女。
「部活の申請にきたんですけど……」
「はやぁ~、部活動関係は会長に言ってもらわないといけないんですぅ。会長は今、別件で動いているので、私の方から言っておきましょうか?」
「いえ、帰ってくるまで待ちますよ」
どうせ暇だしと口に出さずに思う。
そうですか、とひと言託して、ソファーに座っているように言ってから、少女は自分の仕事に戻る。
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