序章

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その女の子の名前は夏木 美代。 彼女は二年生が始まる前に隣のクラスに転校してきた。 スラッとしながらも出るところは出た美しいスタイル、花のようなかわいらしさの中にも上品な雰囲気の漂う容姿。 初めて廊下でその姿を見た瞬間、まるで全身に電撃が走ったような衝撃を受けた。 その晩は彼女の顔が頭に浮かんで眠れなかったことを今でも覚えている。 いわゆる一目惚れってやつだ。
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