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「あの…夏木さん……」
怪訝そうな顔で首を傾げる夏木さん。そんな仕草一つ一つがやっぱりかわいい。
それはそうと何だか知らないがさっきから頭が痛い。緊張のしすぎだろうか?
「えーと今日呼び出したのは他でもなく……。」
言え!言うんだ!
その間にも謎の頭痛は強くなる。
しかし今の俺はアドレナリン全開で、そんな頭痛はさほど気にはならなかった。
「夏木さんを初めてみたときから……。
す……す……」
こんなところで『清々しい天気ですね。』なんてべたな誤魔化しを吐く気はない。
俺ははっきりと、それはもう恥ずかしいくらい大きな声で言った。
「俺はあなたを初めて見たときから好きになりました。
一目惚れです!
友達からでいいんで良かったらお付き合いしてください」
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