君がくれた夏

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もし、いきなりあなたの前に死神が現れたらどうする?しかも、自分の余命を告げたりなんかしたら。 あなたはどうする? 「ん~っと、あなたは3日後の午後4時44分44秒にしにますね。」 「はぁ~!!?」 僕は加藤孝介。高校二年生。今は夏休み真っ最中であるのだが…朝目が覚めておきようとすると目の前には小さな女の子がいたのだ。 「うん。なかなかいい反応ですね♪楽しみです。」 「いやいやいや!ちょっと待てって!!いきなり何言ってんだよ!つか、ここ僕の家。しかも、言ってる意味が分からないんだけど。」 僕は寝起きに訳の分からないことを言われて慌てていた。 「あ、自己紹介が遅れましたね。私、こういうものなんです。」 と、僕が3日後に死ぬと言った女の子はそう言うと一枚の名刺を取り出して渡した。名刺にはこう書いてあった。 「地獄直轄管理機関【死神育成・人命決定部】ヤミノマコ…は?」 僕は見たことも、聞いたこともないその…何?地獄直轄管理なんとかかんとかとかいう名前を見て胡散臭と思った。 「ん~と、とりあえず簡単に言っちゃうと。地獄からあなたの命を決めにきた使者のマコっと言うものなんです♪仲良くしてくださいね!あ、3日後には死んじゃいますけどね♪」
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