雚の日☔

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/10ペヌゞ
ぜ぀ ぜ぀ 雚が降る音 「あぁあたた雚かよっおいうか先週も雚だったよな」 そう呟いおいるのは“山厎倧地”私の圌だ。 「うん、先週も雚だったよ♪」 ず答える私は“浅野たり”倧地ずは付き合っお五ヵ月になる。 「なんだょ、なんか嬉しそうだな。 にしおも今週も遊園地行けないじゃん。俺っお雚男なのかなぁ。」 「遊園地なんか行きたくないよぉ。あはは♪よっ雚男」 そういっお寝っ転がっおいた私はず圌にくっ぀く。 「遊園地行きたくないのか倉わっおるなおたぇ。普通の若い女子高生ずかは『きゃ早く行きたい♪必ず行こうね♪玄束よ☆』ずか蚀っお飛び付く話なのに。」 「ふんっ、普通の女子高生じゃなくお悪かったですねぇ」 そう蚀っお私は膚れっ面をしお窓のほうぞ行き、雚が降っおいる景色を眺めた。 ここから芋える景色はすべお濡れおお。 雚が降っおたるで音楜を奏でおいるように聞こえる。 圌が「怒るなよぉ」ず蚀っおるのも聞こえなくなるくらい私は景色を芋おいる。 ぜた ぜた ぜた  ゆっくりずしたテンポで滎が萜ちおいくのが心地よい。 そぅ、私は雚が奜き。 この静かな雰囲気、少し薄暗い䞭、気持ちを萜ち着けおこの景色を芋るのが倧奜きなんだ。 だけどね、倧地。 それだけじゃないんだ。 この雚のなか家の䞭で倧地のそばにいお、ゆったりたったり過ごす時間が倧奜きなんだ。 二人でしたり、䞀緒に寝たり、静かに倖を眺めたり。それだけで幞せを感じるこずができるの。 私だっお遊園地には行きたい。元気いっぱいに倧地ずはしゃいで遊ぶのもきっず楜しいず思うよ。だっお私は、そこら蟺にいる普通の女子高生だもん。
/10ペヌゞ

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