つばるとヤツ

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『ヒナちゃーん。』 侯「りょうがクゥンクゥン言ってるぞ!」 雛「あっ…餌忘れとった。ごめんな~って…お前がやれや!!」 侯「りょうの餌はヒナの仕事やろ!」 雛「勝手に決めんな!お前がやらんからやっとるだけや!」 『ねぇ~ご飯ちょ~だい…』 侯「ほんまは楽しみなくせに~。」 雛「アホ!お前が連れてきたんやろ!お前がやれ…」 『ご飯~ご飯…』 僕がぶつくさ言ってると、ヒナちゃんが僕を見た。僕もヒナちゃんを見つめ返す。 雛「ウッ…そんな目で見んといてや~」 僕は必死に涙目でヒナちゃんに訴えた。僕のウルウル目攻撃~!! ヒナちゃんはこれに弱いと最近知った。 雛「ホラ食えや。」 『ありがとう!』 ヒナちゃんは僕の黄色のお皿にご飯を入れてくれた。 これが結構いけるんや~。 侯「このしっぽ振りながら嬉しそうに食べてる姿が可愛いよな。」 雛「そうそう、ほんまに…って…だからお前がやれや!」 この二人はいつもこんな感じで怒鳴り合っている。 ケンカはアカンよ~。 って…思っていたけど、これがまた楽しそうにケンカしとるんや。 前のご主人様のパパさんとママさんのような重~い感じじゃない。 そして……
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