10年目の約束

3/13

2045人が本棚に入れています
本棚に追加
/127ページ
僕はヒナちゃんの傍に行った。 『ヒナちゃん…』 雛「なんや、りょう。散歩なら侯隆に言えや。」 『ちゃうよ…ヒナちゃんが元気ないから…』 侯「もう、こんな時間か。りょう、散歩行くか。」 きみたんは僕の加えている紐を手にすると立ち上がった。 安「じゃあ、僕達もそろそろ帰るね。」 雛「おん。」 昴「じゃあな。」 そしてヒナちゃんを家に残し、皆で外に出た。 安「キミくん、ダメだよ。あんなにはっきり言っちゃ~。」 昴「そうや!ヒナ絶対に怒ってるぞ!」 侯「やっぱり怒っとるよな…」 『ちゃうわぁ!ヒナちゃんは悲しんでるんよ!』 僕はヒナちゃんが心配だった。 きみたんが僕の首に紐を付けようとする。僕はきみたんから離れて玄関の前に戻った。 侯「りょう!散歩行かないのか!」 『今はお散歩よりヒナちゃん!きみたんもそうやろ!』 玄関の前で吠えていたらきみたんはドアを開けてくれた。
/127ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2045人が本棚に入れています
本棚に追加