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僕はヒナちゃんの傍に行った。
『ヒナちゃん…』
雛「なんや、りょう。散歩なら侯隆に言えや。」
『ちゃうよ…ヒナちゃんが元気ないから…』
侯「もう、こんな時間か。りょう、散歩行くか。」
きみたんは僕の加えている紐を手にすると立ち上がった。
安「じゃあ、僕達もそろそろ帰るね。」
雛「おん。」
昴「じゃあな。」
そしてヒナちゃんを家に残し、皆で外に出た。
安「キミくん、ダメだよ。あんなにはっきり言っちゃ~。」
昴「そうや!ヒナ絶対に怒ってるぞ!」
侯「やっぱり怒っとるよな…」
『ちゃうわぁ!ヒナちゃんは悲しんでるんよ!』
僕はヒナちゃんが心配だった。
きみたんが僕の首に紐を付けようとする。僕はきみたんから離れて玄関の前に戻った。
侯「りょう!散歩行かないのか!」
『今はお散歩よりヒナちゃん!きみたんもそうやろ!』
玄関の前で吠えていたらきみたんはドアを開けてくれた。
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