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ヒナちゃんはしばらく僕をかまってくれて…それからゆっくりと夕飯を作りだした。
外はもう真っ暗
きみたんは帰ってこない
きみたん…今日は大切な日なんよ…
ヒナちゃんは用意できた夕飯を並べてきみたんを待った。
今日は…白くて長いもの…なんやろこれ…
ヒナちゃんがよく食べている“すぱげっちい”というものより太くて真っ白や。
僕が不思議そうに見ているとヒナちゃんは一本とって僕にくれた。
クンクン…
特に変な匂いはしないな
パクッ
口に入れると…
別に美味しくもないけど不味くもないや。
これはうどんって言うんやって…
ヒナちゃんは一年に一度しか作らないと言った。
大切な日にしか作らないんやて。
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