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きみたんはテーブルを見ると嬉しそうに言った。
侯「やっぱりうどんやな!」
涙を拭いたヒナちゃんは笑いながらうなずく
侯「腹減ったわぁ!はよ食べようや。」
『食っとる場合ちゃうやろ!ヒナちゃんが許しても僕は許してないわぁ!』
今度はきみたんの服の袖に噛み付いた。
侯「りょう、お前はさっきから何を怒ってるんや?ヒナから俺の愚痴でも聞いてたんか?」
『そうや!』
侯「ヒナ、お前のせいでりょうに嫌われてしまったやろ。」
雛「だって…あんなふうに言わんでもええやろ。」
侯「あの二人の前で今日が10年目なんて言えるか!!こっぱずかしいわぁ!」
あれ…?きみたん知ってたんや…
『だったらはよ帰って来いや!』
雛「なかなか帰ってこんし…」
侯「これ見つけるのどれだけ苦労したと思っとるんや!」
雛「こんなもん…忘れとると思ってたわぁ。」
侯「忘れるわけないやろ。」
ぼそっと言ったきみたんは俯いてしまった。
雛「ほんまに嬉しいよ。侯隆大好きや!」
珍しい!ヒナちゃんがきみたんにスキって言った~
侯「言うな!いちいちいわんでも分かっとるわぁ!」
きみたんに抱かれている僕には俯いているきみたん顔がよく見えた。
きみたん、顔が真っ赤や!
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