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「しっかしきったないなぁ~」
ヒナちゃんは僕をつまみながら小さなお部屋に入ると丸い入れ物に僕を入れた。
なにが始まるんや~?
シャー!!
『わぁ!なっなんや!!』
上から温かいお水が降ってきた。
ビックリするわぁ!
僕は一生懸命体をぶるぶるする。
「コラ、おとなしくしろや!」
ヒナちゃんは僕を押さえ付けた。僕は動けない。足元は温かいお水が溜まっていた。
『なんなんや~?』
今度はトロトロした液体を付けてきた。
『ひゃ~!ひゃ~!なんやこれ!助けてにーさん!』
「喧しいな!おい!きみた…」
ヒナちゃんが叫ぶと…
現われたのは…にーさん!
『助けて!にーさん!』
「なんか…いじめられてます~。みたいな目をしとるな~」
そうや!いじめにあっとるんや!
「アホ!ほんまならおまえの仕事や!」
「はいはい。やりますよ」
そしてにーさんはまた僕をぐるんぐるん撫で回した。すると僕の体は真っ白のへんな物体に包まれる。
なんや?なんか…ええ匂いやな~
ちょっと気持ち良くなってきたわぁ~。
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