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次の日、案内人の人に夜中の出来事を話しました。
すると、案内人が言いました。
「お客様、お隣に部屋はありません。お聞き間違いではないでしょうか。」
そんなはずはない、とB子は言いましたが、信じてもらえませんでした。
その日の夜中も、同じ時間にまた
カリカリ…カリカリ…
爪の引っ掻く音が聞こえました。
案内人の所に行き、音がすると言うのですが、また信じてもらえません。
らちがあかないので、部屋に来て聞いてくれとB子が言うと、案内人は渋々B子の泊まっている部屋へ行きました。
カリカリ…カリカリ…
すると、音はまだ続いていたのです。
案内人はそれを聞いて驚き、明日調べさせますとB子に言いました。
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