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光に照らされる玉置は少し 白くて雪の様に見えた。 このまま、消えてしまうんじゃ ないかって心配になった僕は 「絶対に、見よう!約束。」 大きな声で言うと、指切りしようと 小指を出した。 「鉄。声が大きい。…でも、有難う。 きっと、ぼくも戦いに出られるように この病を治して、鉄と桜を見に 行けるように努力するよ。」 にこっと、玉置が笑う。 それを見て僕は少し嬉しくなった。
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