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そしてわたしは目の前にある自分の身体に戻ろうとは、どうしても思えなかった。
つまりよくテレビやマンガなんかで、魂がちゃんと身体の中に入れば意識が戻るとか、生き返るとか。
そういうシーンを何度となく見てきたけど、実際にそれをする気にはなれなかった、ということだ。
だってこんな身体に戻るなんてとても痛そうだったし、戻ってこれから生きられたとしても、まともな人間としての人生は送れなさそうだった。
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