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そしてわたしは両親に近づき、話し掛けようとした。
だけどふたりの口論はエスカレートしていくばかり。
「お前のせいであいつはあんなにひねくれた子どもになってしまった！
お前に似て生意気で、ぜんぜん可愛げがない！！」
「ひどい、あたしのせいじゃないわ！
あなたが仕事仕事ってあたしにあの子を押し付けるからじゃない！
わたしだって子育て子育てで気が狂いそうだったのよ！？
あの子何考えてるんだか、まったくわからないし！」
「何のために人が一生懸命働いてると思ってるんだ！？
お前たちを養うためだろ！
それにお前があいつを育てるのは当たり前だろう！
あいつはお前がよその男との間に勝手に作ってきた子どもなんだからな！」
「またその話！？
何度も違うって言ってるじゃない！
じゃあ言わせてもらうけど、あなただってこの前若い女の子と一緒に居たでしょう！？」
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