9月の海

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  街の景色は 私の知っているものばかりになり いよいよ私の家はすぐそこ 「ここでいい……」 あなたは慌てて車を停めた とっさにドアノブに掛けた私の手を… あなたが掴んだ そのままの状態で… ………何曲かが流れた 「家まで………」 「ううん、大丈夫だから…」 私はそう言ってあなたの言葉をさえぎると 車から降りた  
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