1st Stage

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ふうと息をついていると、くすくす笑い声がした。 「仲、いいんだね」 環さんが楽しそうに笑ってる。 「いやっ仲良いとかそういうんじゃなくてっ! 最近は怒鳴られてばっかだしっ!」 顔が熱い。 別に慌てることでもないのに、僕はすごい勢いでまくし立てた。 「それは海山君を心配してるからだよ」 「え?」 「おっと、授業が始まるよ」 環さんが教卓を指さす。 颯爽と先生が現れたところだった。
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