*6段*

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翌日、会社へ行くとあの「麻田修司」絡みなので、やっぱりというか… そうでなくってもあれだけ派手なドタバタをしたなら仕方ないというか… 玄関入ったとたんヒソヒソと話す姿があった。 はぁ~気が重い。 経理部に入ると 『ちょっと何?昨日のあれ…一昨日のことが原因よね?ゆずちゃん、麻田さんと出来てるの?』 『ち、違いますよ』 『違う?なのにあれなわけ?じゃ何よ、あの麻田さんがゆずちゃんに?? はぁ~こりゃ泣く男も女も山ほどいるわ』 『なんでもないのに昨日のはやっぱりマズイですよね』 『マズイって、そりゃもう凄い噂よ』 なんかややこしいことになる予感。 麻田さん、判ってて会社の中であんなことしたのかなぁ。 どうしたらいいのかなぁ。 考えても私なんかには答えは出ない。 溜息をついて朝から伏してしまった私に声をかけた先輩は気の毒そうな目を向けた。
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