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昼休み終了間近…外線のベルがなる、
隣の先輩がチラッと私を見ながら
…柊木ですか?少々お待ち下さい。
『電話…』
この様子は、きっと佐伯さん。
名前を聞いて思い出したんだ。
『……お電話かわりました…』
『ゆずちゃん、今日誕生日だよね。おめでとう』
『ありがとうございます。』
『昨日、来ないと思ったらそういうことになってたんだね。』
『ち、違うん…』
違うと言いかけて口をつぐんだ。
『そっかぁ~じゃ気軽に誘えなくなるよね。麻田君は怖そうだ。』
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