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その夜…
待ち合わせたカフェで彼、ユウイチを前にずっとドキドキしている。
どうして切り出そうか…
ここで話して帰るつもりでいる。
誕生日なのにきっと私、浮かない顔してるんじゃないかなぁ。
『ゆず、疲れてる?後で渡そうと思ったけど先に…誕生日おめでとう』
そう言って小さな箱をテーブルの上に置いた。
「ありがとう」とも嬉しそうにもしない私にユウイチは目を伏せた。
可笑しい…
ユウイチが目を伏せるなんて。
私がユウイチを見据えてる
可笑しい…よ。
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