*6段*

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その夜… 待ち合わせたカフェで彼、ユウイチを前にずっとドキドキしている。 どうして切り出そうか… ここで話して帰るつもりでいる。 誕生日なのにきっと私、浮かない顔してるんじゃないかなぁ。 『ゆず、疲れてる?後で渡そうと思ったけど先に…誕生日おめでとう』 そう言って小さな箱をテーブルの上に置いた。 「ありがとう」とも嬉しそうにもしない私にユウイチは目を伏せた。 可笑しい… ユウイチが目を伏せるなんて。 私がユウイチを見据えてる 可笑しい…よ。
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