7493人が本棚に入れています
本棚に追加
/628ページ
『ゆず…』
そう優しくよんでキスをしてきた…けど、私はまだその余韻に身を縮めていた。
なんかすごくはずかしくって、麻田さんの胸に顔を埋めてしがみついた。
『ゆ~ず、ちょっと顔みせろよ』
『ヤダ』
『な~んで、ゆずちゃん、ほら』
クルリと回転させ覆いかぶさると呼吸の整わない私の上から
『ゆず、よかった』
と言ってから本当に意地悪な口元をして
『すごかった』
ってニヤッと笑った。
私は本当に本当に真っ赤っ赤になって
『だって…あんなに……』
あんなになったの初めて…怖かった。
恥ずかしすぎて言えない。
最初のコメントを投稿しよう!