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『そう、前からゆずのことが好きだった…』 しばらく黙ってた麻田さんが呟いた。 きっと何か思い出したりしていたんだろう… また、いつか聞ける時があるよね。 こんな風に考え込むことを口にしてくれるようになるよね。 『ゆず、誕生日おめでとう。』 耳元で囁いた。 『ありがとう…』 一昨日から目まぐるしく色んなことがあった。 21歳の誕生日。
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