*7段*

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無言で肩を掴まれ椅子から降ろされた… 酷い…。 麻田さん、なんで? 私がいちゃマズイの? 『離してよ、マスター、ボヘミアンお願いします。麻田さん、帰るんなら帰って下さい。私は飲んで帰りますから』 『お前、ふざけん…』 麻田さんの声をマスターが遮った。 『修司、座ったら?』 多分、今マスターの言う通りにしなければ引っ込みが付かないこと麻田さんも判ってるんだ。 不機嫌そうな溜息をついて座り直した。 『へぇ~そ~なんだ』 マスターが意味ありげにニンマリしながらシェーカを振りだした。
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