*7段*

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顔を起こしてそう言ったら、あまりにも近くに麻田さんの顔があって… 麻田さんは返事をする変わりに唇を重ねてきた。 もうそれだけで、私変になりそう… その先を想像してしまう私。 想像するだけで、よけいキスが刺激を始める。 やっぱりおかしい… どうかしてる。 もうここがお風呂だとか、明るいままだとか、裸だとか、そんなのどうでもいい。 唇と唇の隙間から洩れる自分の喘ぎにも聞こえる吐息がエコーがかかり自分の耳に返ってくる。 『麻田さん…』 ようやく唇を離した麻田さんは、そのまま大きなバスタブに入った。 そのまま私はなすすべもなく、麻田さんに翻弄され続け浅い眠りについた。
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