*1段*

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ドックン、ドックン 1滴のアルコールも入っていないのに、大きく心臓が波打った。 『す、すみません。』 小さく呟いて、30㎝ほど空けて座った。 可奈ちゃんはさすが飲めると自分で言うだけのことはある。食事をしながらもビールを飲んでたし、今も早速水割りのグラスを口に運んでる。 こういう場のある営業さんに適任だわ、可奈ちゃん。 『何飲む?』 急に耳元で聞こえたものだから、 『は?はい?』 驚いて大きな声を出してしまった。  
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