*8段*

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さっさと席を立つ佐伯さんに声をかけようとしたら、ママに止められた。 小さく首を横に振って微笑んでる。 判らない… その意味すら判らない。 佐伯さんの後を付いて店のドアを出ようとしながらママに言った。 『ママさん、私と佐伯さんは何でもないですから。』 その言葉に振り返った佐伯さんをママさんはキッと睨んだ。 え? どうして? ママの誤解を解いておこうとしただけですよ… 『佐伯さんがゆずさんをここに連れてきたってことは…あれよね…』
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