*9段*

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『やぁ、いらっしゃい』 『こんばんは』 マスターがニコニコしながら腰掛けたカウンターの前までやってきた。 『オイ、修司、お前年末どうするんだ?』 『俺?行くよ。林田さんこそ店任せて行って大丈夫ですか?』 『行くに決まってんだろ?ゆずちゃんには3日間淋しい思いさすね』 『あっ俺、コイツ連れてくから』 マスターは目を見開いて驚いた。 『修司…お前…』 そう言ったっきりニタニタして、急にグラスをタオルで磨き始めた。
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