*9段*

20/39
前へ
/628ページ
次へ
『修司、何してんだ?』 『悪い、コイツ、帰るって』 『ゆずちゃん、それはないだろ?』 『すみません、ちょっと用事思い出しちゃって…』 ママさんがテーブルにセッティングを始めたら 『あ、1つ烏龍茶で』 麻田さんがすかさず言う。 『あら、飲めないの?』 麻田さんと林田さんは当然飲めること知っているので、残る私だとママさんが尋ねる。 『はい…すみません。烏龍茶お願いします。』 自分の言っていることが恥ずかしくなってくる。 ママさんは飲めないことも知ってる、その飲めない私があの日無理に飲んでることも知ってる。 帰りたい…
/628ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7495人が本棚に入れています
本棚に追加