*9段*

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満面の笑みを浮かべて 『じゃぁ何?』 …それって、単なる演技だったの? やっぱりこの人には敵わない… 目の前にいる、触れれば優しく触れ返す麻田さんが好き。 『…麻田さんが…』 『だから、俺は「シュウジ」だって』 既にその先を待てなくなってる私は、聞き取れないくらいの小さな声ではあるけど 『シュウジが好き…』 恥ずかしさに麻田さんにしがみつき言ってみた。 多分、初めて『好き』と言葉にしたと思う。 『聞こえない…』
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