*10段*

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驚いて彼女を見ると 『判ってないのは柊木さんだけのようね』 余裕ある微笑を浮かべ歩き出した。 「時間ある?」ではなく「付いてきなさい」と言われているよう… 慌てて後を小走りに追った。 店内のざわめきが二人の会話を漏らすことはない。あえてこの店を選んだのだろう 『麻田修司のことなんだけど』 全く予想していなかった話に豆鉄砲を喰らったような顔になった。 私…どこまで鈍いんだろ。 面識のない女性が話があるって言えばこれしかないじゃない…ね。
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