*10段*

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少し言い訳していいなら身も心も麻田さんに溺れてます。 佐伯さんへはその心の隅で拭い去れない「想い」が溢れているだけです。 だから私、麻田さんと適当に遊んでるわけではない… 切れた着信音が再びなりだした。 …ごめん。今は出たくない。 留守電センターに飛んでる…。 きっと折り返し連絡をなんだよね。 麻田さんに「筒井遥さん」のことを言うか言わまいか悩む… もし本当なら、どうなるんだろう その時点でゲームオーバー? それとも私なんてコロッと騙されるくらい上手に取り繕う? 彼女が嘘を付いていたなら怒るだろうな… 彼女にも、それを真に受けた私にも。
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