*10段*

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待ってるって言ってくれた可奈ちゃんに電話をかけようとしたら誰かに呼び止められた。 振り返るとマスターが息を切らして走って来た。 『どうした?何かあったか?』 『あ…こんばんは。昨日は先に失礼してすみませんでした』 『…よかった。ゆずちゃんは冷静だったか。』 『え?』 『いやぁ~アイツ、恐い顔して一人で入って来たかと思ったら何も話さないで飲み続けて、ゆずちゃん来たかと思ったらさっさと帰るし、アイツはまた恐い顔して飲んでるし。どうしたって聞いてもうるさいってしか言わないし』
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