*11段*

10/42
前へ
/628ページ
次へ
1階に着くまで誰かが乗り込んできたのかも知れない。 でも彼女は男性の方がルームキーを持っているのを見ていた。 携帯を取り出し、電話をかける… ワンタッチに入ったままの元カレ。 『もしもし、私』 電話に出たとたん不機嫌な彼の声。 『はぁ?私って誰だ?』 『ご挨拶ね~。彼女だった女の声くらい覚えていてよ。ねぇ、今何してんの?』 『関係ないだろ?用がないんなら…』 『あるから掛けたに決まってるでしょ?出て来れない?』 『来れない』
/628ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7495人が本棚に入れています
本棚に追加