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意識も朦朧とするくらいの深く甘美なキスにトロケそうになりながら静かにベッドに倒された。
…何も望んでないなんて嘘。
そう思い込まさなきゃ自分が止められなかった。
でも…怖い。
この先に何があるのか。
ようやく、長いキスから解放されると
『ちょっと待ってて』
シャワーに行くのかな…
出張用の黒いアタッシュケースを開けた佐伯さんは何かを取り出していた。
私の目に入ったのは…
クリーニングされたYシャツ。
この瞬間、さまよっていた私の心は現実に帰って来た。
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