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佐伯さんが側にきて動きそうにない私を抱きしめた
『…ゆず…』
初めて『ゆず』って呼んだ。
佐伯さん、上手すぎるよ…このタイミングは。
この一歩を踏み出したら私は狂う。
佐伯さんの官能的なキスに悪魔が囁く
…いいじゃない、そんなこと。どうだって…
ううん、私、多分見境がなくなる。
私の中の
人様の旦那様は男じゃない
ずっと反対の立場を考えたらって思ってた。
自分が奥さんの立場なら…って。
自分のしたことは必ず自分に返って来る…って
でも、違った。
一番じゃないことがイヤなだけの我儘だった。
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