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佐伯さんは首を横に振った
『…ゆずにその気持ちがある間は逢えるよ』
それは悪まで自分のスタイルをかえないってことですよね。
でも、私が望めば逢ってくれるってこと…
一見、優しそうだけど残酷。
逃げの口実用意されてるみたい。
全ては…私の意思ってことなんですよね。
『…よかった…じゃぁ帰ります。佐伯さん此処で送って下さいね』
『…』
黙ったまま右手を差し出した。
それに手を絡ませると引き寄せられた。
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