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『さ、佐伯君、うちの柊木は…その…いや、何でもない。すまないが、よろしく』
『課長、信用ないですか、俺?安心してお任せ下さい。』
課長、何言ってんのですか…もうッ
佐伯さんに失礼でしょ?
『アハハ、課長、釘さしたな(笑)』
『ねぇ、あれは佐伯さんに失礼ですよね~課長によく言っときますから、ほんとに。』
『気にしない、気にしない』
今、タクシーに乗らずに歩いてます。
どうしても、もう少し一緒に居たかったから。
穏やかになれる自分が佐伯さんともう少し話がしたかったから。
客待ちしてるタクシーに先に乗るように促されたけど
『ちょっと歩いていいですか?』
って言ったら、佐伯さん少し驚いたけど
『いいよ』
って歩き出してくれた。
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