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私はまだ後ろ姿を見ているであろう麻田さんを振り返ることなく、彼に抱き込まれたまま彼の向かう先に従った。
ねぇ…ユウイチ聞こえていたんでしょ?
なんで何にも言わないの?
『ねぇユウイチ、私ね…。』
『ゆず、俺はずっとゆずを見てきたからこんなこと何度もあった。ゆずは自分で判ってないけど、モテる彼女を持った者の宿命?(笑)でも、俺は自慢だよ…俺が惚れた女だけある。』
『変なの…』
私が反対の立場だったら、こんな風に言えるかなぁ…
自分の彼氏に誰か女の人が言い寄っていたら??
多分、平気じゃない。
なのに、ユウイチはどうして平気そうなの?
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