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その夜、共通の友達との「飲み」をキャンセルし、彼は私を抱いた。
何故か悲しかった。
こうすることでしか、確かめられないような「私」なら、優しくばかりしないで…優しさ以外の感情を出してよ。
それは不満となって募ってる。
優しさなのか、どうでもいいのか…判らない。
ううん、ユウイチはどうして私の側にいるの?
どうして私はユウイチの側にいるの?
佐伯さんに惹かれたり、麻田さんに「攻める」なんて言われたりして…これが普通と思っていたユウイチとの関係に不安と苛立ちと、冷めた目を向ける自分がいた。
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