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言って、五十嵐さんは俺の愛銃を渡してくれた。
口径12mm、装填可能数6の特注品だ。
「ありがとうございます…おかえり」
手になじんだそれを受け取って、テントを出る。
全く…勿体ないくらいの天気だ。
空伽は……っと外で体操をしてた。
「おい、行くぞ」
とりあえず声をかける。
俺が1人で行っても始まらないしね。
「ちょっと待ってよ」
ラジオ体操の真ん中あたりにあったのけ反る動きをしながら空伽が答えた。
あ…もうちょいでヘソが見えそうだ。
「よいしょっと…おまたせ」
歩きながら首を回す。
「もっとお淑やかになれよ」
「大きなお世話よ」
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