プロローグ

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中は物々しい雰囲気だ。 「まるで殺人現場だな」 「そうね……もしかしたらこれからなるかもしれないし」 「君達!!」 他愛もない会話をしていると、大勢いる警官の1人に声をかけられた。 俺たちのことを知らないところを見る限り新人だろう。 「ここは関係者以外立ち入り禁止だ!!早く出て行きなさい!!」 パッと見正義感にあふれる好青年。 でも今は邪魔でしかない。 「関係者っすから」 そう言って先にいこうとする。 が、肩を掴まれた。 面倒だ…。 正義感が強い人だからこそ面倒。 ここは空伽に任せた方がいい。 片目でアイコンタクトを送る。 ……こっちを見てやしない。 「五十嵐特殊刑事局長を呼んでくださいますか?」 しかし何かが通じたのか相手をしてくれたようだ。 「は?何故君達がそんなことを…?」
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