無軌道な自責

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ボクは周りを白で固めて姿を消しました 涙の数だけ唄を聞きました ぬいぐるみの傍らで何かを呟いたでしょう 短絡かつ逃避的な右脳と左脳を 拗ねる幼稚さを朦朧とした眼差しで 連絡を受けた心が容量を超えるので 涙の数だけ唄を聞きました 枕の沈みだけ夢に逃げました 兎の側でだけ口を閉ざしました 胸に着けた缶バッジだけが颯爽としているのは 案外皮肉的だから 白で固めて姿を消しました
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