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俺は、橋宮明人(はしみや あきと)今俺が立ってる前に立ってるマンションが、今日俺が引っ越して来た所である。
「さぶ」
季節は、冬間近の11月。色々都合があり田舎町に引っ越して来たフリーターだ。
「若者やはり来たか」
「?」
後ろからそんなこえが聞こえる。振り返ると一人の女性が立っていた。
「ここから立ち去れ。貴様のような若い者が立ち寄る場所じゃないぞ」
「いや」
もう引っ越して来たんだが
「言わずともよい…大方彼女に振られて自殺でもしにきたんだろ」
「は?」
「この町を汚さないでくれ!振られダサ男」
い、意味分からん!
「わかったらさっさと帰るんだな」
「意味分からん!」
「ち、貴様がここに来ることが、悪夢の始まりだというのに」
「は?」
「予言されているのだ。若き男来たりし時、人々に神の祟りあらわる」
「な!そんな馬鹿な」
「信じないのも無理ない………」
そう言って暗い顔をする。
「嘘だからな」
「…おい、帰れ!」
「でわな」
何処かに行く。
「ふぅ」
全く変な奴だ。とにかく今日から俺の家になる所にいきますか。
荷物は昨日の内に届いている。今日は、整理と隣さんに挨拶だ。まずは、基本部分の整理と行くか。
「家具だな」
ついでに頭の整理もするか。まず都会に疲れたと言うこともある。
他には、もともと田舎者なのだ俺は…でもそんなのは、この田舎町に引っ越して来た理由の1割に過ぎない。
一番は、ここに彼女がいることだ。
「よし一旦挨拶に行くか」
ピーンポーン、呼び鈴を押す。
「はあ」
中からお婆が出て来た。
「隣に引っ越して来た橋宮明人です」
「…あそこに…あそこは、不幸になる部屋じゃよ」
「え」
「若人なのに………合掌」
「嘘だろ」
「…」
「な、なあ婆さんあそこでな、何があったんだ?」
「前の住人は、木に縛られ血まみれで発見されたとか」
「嘘…だろ」
「その前なんか」
「や、やめてくれ」
「…嘘話なのに何をビビっておる」
この声…
「さっきの女?」
何処からだ。この婆さんの家から…
「私は、ここだ」
そう言って婆さんがカツラと皮膚をビリビリと取る。
「特殊メイク!?」
「で差し入れ等は、ないのか。ふん貧乏が」
「悪かったな!貧乏で」
あぁ頭がおかしくなりそうだ。
「物によっては、この婆さんセットと対になる」
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