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「な!」
ユリカ達はババ抜きをしていた。
そしてユリカの表情から今ババを抜いた事が分かる。
「これです」
次に引く泉美さんは慎重になってもいい気がするがほとんど迷いなく引く。
引いたのはババではない。
そしてまた順番が回って来た泉美さんはカードを無造作に取って行く。
「今ですわ!」
が、ユリカも必死だった。
泉美さんが引こうとした瞬間手の位置をずらし見事泉美さんにババを引かせ
ギーーーン!!!
その瞬間この世のモノとは思えない騒音が響いた。
「じ、地獄の鐘!?
お、お迎えが来ましたわ!
わ、わたく…私がズルをしたらかなのですか!?」
ユリカは慌てふためき周りをキョロキョロと確認する。
「はわ!…び、ビビってないもん!」
雫はそういいながらも外で何が起こったか気になるようだった。
「う!」
美保に至っては硬直している。
「次は雫の番です。
?雫」
「い、泉美さんって凄いですね。
私なんか心臓飛び出るかと思いましたですよ」
何事もなかったかのようにゲームをしてる泉美さんを見て感心する洸。
そしてちらちら音源の方を見る。
気になるのだろう。
「私とした事が取り乱して終いましたわ」
ユリカは色々とトラウマがあり(雅のセイ)地獄が禁句である。
地獄をイメージさせる出来事も勿論アウト。
っと、ユリカが立ち上がり外の様子を確認しに向かった。
「何も…変わった所がありませんわね」
マンション前で雅達が集まってる以外なにもなかった。
「隕石の落下とかじゃ無ければ良いですわ」
ユリカは部屋に戻り
特になにもなかった
と報告しゲームが再開された。
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