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電車の中で色々説明があった。
固体運命を変えるにはそれなりの事をしなくてはならない。
どんなに回避しても「運命」は必ずついて来る。
だから手っ取り早い方法として正面から受けて立ち総裁もしくは潰してしまう、そうすると全く新しい運命が出来る。
それにまた「運命」がついて来た時は「私が予知しまた受けて立つ」
それが答えらしい。
今回のケースの場合降ってくる看板を正面から受け止めるというもの。
そこで喜美は雅に盾を作らした。
でもまだそれだけでは足りなかった。
もっと正確な情報が必要だった。
いつ、何処で、何処に落ちてくるか分からない看板に対処するのは不可能だ。
四方八方囲い泉美さん達を閉じ込める…訳にもいかないし
もう来ないなと油断した時にくる可能性もある。
だから正確な情報が必要だった。
そして喜依から貰った力により喜美は正確な情報を…
「ちょっと待ってくれ…
何の未来を調べるんだ?」
何処にあるか分からない看板を調べるのは不可能だ。
「何馬鹿な事を言っておる。
正面から真っ向勝負ではないか」
いやだから…
俺は困った顔をしながら喜美をみる。
「交差点で待っておれば食いつくに決まっておろうっ」
「決まってる?」
決まってるのか?
「餌があるのに食いつかない魚はいない!」
…
つまり運命って魚みたいな感じ?
分からない。
「はぁ、起こして下さいと状況を作れば起きる、それが運命と言うものだ。
つまり交差点で待ち伏せれば必ずくるのだ。
いつ起きるか分かったならそれに合わせられる」
なら情報らなくても交差点で待てば良いとか思った人もいるかも知れない。
だか、交差点だ。
通行人もいる。
そう言う事だ。
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